鹿児島県指宿市と南九州市はこのほど、観光経済新聞社西日本支局を訪れ、地元宿泊施設向けの支援事業や観光客誘致の助成金をアピールした=写真。
指宿市は「いぶすき直割キャンペーン」を9月30日まで実施。コロナ禍で深刻化している宿泊事業者への支援を目的に、対象宿泊施設へ直接予約申し込みを行った宿泊者に対し、宿泊費の一部助成(1人最大5千円)を行い、宿泊の需要喚起を促す。
南九州市は「観光客誘致促進事業助成金」を設置。市への観光を目的とした旅行を実施した旅行業者を対象に助成を行う。助成対象者は旅行業法の登録を受けた旅行業者などで、(1)高校生以上が15人以上(中学生以下および乗務員を除く)参加した企画旅行(2)旅行期間が4月1日から翌年3月10日までのもの(3)旅行出発地が南九州市外であること(4)知覧エリア、頴娃エリア、川辺エリアのうち2エリア以上を訪問し、各エリア1カ所以上の対象施設(知覧特攻平和会館、釜蓋神社など)を訪問すること―が条件。
南九州市で食事、宿泊のほか、シェアサイクル茶巡(チャーリー)利用やワークサイトかぐや(岩屋公園内コワーキングスペース)の利用、南九州市ツーリズム協議会員が実施する体験を利用することで助成金は加算される。