政府の観光戦略実行推進会議が決定した「感染拡大防止と観光需要回復のための政策プラン」には、インバウンドの段階的な復活に関連して、東京オリンピック・パラリンピックの観客対応、MICEの推進、日本人の海外旅行の回復について方向性が示された。
東京オリンピック・パラリンピックで来日する外国人観客の受け入れについては、国内外の感染状況、イベントの開催状況などを踏まえ、観客の安全と、地域の安全を両立することを前提に対応を検討し、来春までに具体策を決定する。
国際会議や展示会などのMICEの推進に関しては、対面とオンラインでの開催を組み合わせたハイブリッド型MICEが増えるとみられることから、新技術や開催ノウハウの導入を促進する。また、MICE関連施設における感染症対策の国際的な認証の取得も今年度中に少なくとも4件支援する。
日本人の海外旅行については官民が連携し、段階的な回復を目指す。海外における国際観光客の受け入れ状況や感染症対策なども調査する。