政府はこのほど、3月の月例経済報告を決定した。景気の基調判断は「このところ輸出や生産の一部に弱さもみられるが、緩やかに回復している」と、2016年3月以来、3年ぶりに判断を下方修正した。
前月まで14カ月続いた「緩やかに回復している」の文言は残したものの、世界経済の先行き不安などで輸出や生産に弱さが見られるとした。
項目別に見ると、生産で「一部に弱さが見られ、おおむね横ばい」と、前月の「一部に弱さが見られるものの、緩やかに増加」から下方修正した。個人消費は「持ち直し」、輸出は「このところ弱含み」と、前月の判断を据え置いた。