日本政策投資銀行は東日本大震災からの復旧・復興や急激な円高に対応するため、「スマートジャパンプログラム」を創設、資金面からサポートする体制を整えた。
これまで、同行が資金供給の対象としてきた分野の中で、(1)世界に通じる競争力強化(2)環境・エネルギー(3)まちづくり──に関する取り組みを金融面で支援することで、日本経済の成長を下支えする。
競争力強化では、外国人観光客を呼び戻すための観光施設の整備も対象に含めた。まちづくりでは総合特区における重点施設の整備などに融資する。
融資総額は5千億円で、同行にとっても過去あまり例のない規模になるとみられる。2013年3月末までの間に融資する。