日本観光協会はこのほど、訪日教育旅行誘致に向けて台湾で訪日教育旅行説明会を開いた。VJC事業の一環として国交省から委託を受けたもの。台北、台中、高雄、台東の4カ所で実施した。
台湾側は日本の高等学校に当たる高級中学校校長ら計128人が出席。
日本側は自治体、観光関係団体、民間事業者など計125人が参加し、学校の受け入れ態勢の良さや体験プログラムの充実などを積極的にPRしていた。
個別意見交換会の席上で教育旅行を決定する学校もみられるなど、「現地説明会の効果を実感できる会になった」JNTO・VJC台湾市場担当加藤克志氏)。
日本の文部科学省にあたる台湾教育部によると、台湾で海外教育旅行が始まった03年に比べ07年の訪日教育旅行実績は学校数で約6.5倍の117校、参加者数は約20倍の6189人に達するなど大きく伸びている。今後も「毎年20%程度の成長が期待される」(台湾国際教育旅行連盟)。
VJC事業として現地説明会は来年以降も実施する方針。