文化庁は3月9日、「観光再開・拡大に向けた文化観光コンテンツの充実事業」の報告会をオンラインで行う。同事業に採択された各地の文化資源を活用した観光コンテンツ作りの優良事例を紹介。文化観光の推進に関心がある事業者、地方公共団体の関係者らに視聴を呼び掛けている。
紹介するのは「”クラフトの掛け算”キュレーションを愉しむ北陸伝統文化深耕ツアー確立プロジェクト」(石川県小松市、事業者名=滝ヶ原クラフトアンドステイ)と、「熊本城を中心とする細川家関連遺産群を活用した『シン・熊本』観光コンテンツ造成事業」(熊本県熊本市、同=くまもとDMC)。
小松市では、同市から福井市に至る地域の伝統産業の若手職人の指導の下、参加者に器などのものづくり体験や、完成した作品を使った食事をしてもらうことで職人との相互理解を深め、新たな販路開発につなげている。
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