新サービス「タイミーキャリアプラス」開始 キャリア形成、長期就業を支援


会見の様子(右から小川、岡本、麻生の各氏)

宿泊業界の活用に期待

 スキマバイトサービスのタイミー(東京都港区、小川嶺社長)は2月22日、新サービス「タイミーキャリアプラス」を開始した。タイミーの登録ワーカー700万人に対して、「資格や免許取得、スキル習得のためのリスキリング講座」の提供や、「キャリア相談」の機会を提供する。ギグワーカーと呼ばれる単発、短時間労働者など対して、キャリア形成や正社員としての長期就業を支援する。

 小川社長は同日にタイミー本社で開いた会見で、「タイミーは『働きたい時間』と『働いてほしい時間』をマッチングするスキマバイトサービスとして2018年8月にサービスを開始し、ワーカー数は21年12月に200万人、22年8月に300万人、23年1月に400万人、同6月500万人、同10月600万人、そして現在は700万人を突破した。このワーカー数の急増の背景には、働き方が多様化し、好きな時間、好きな場所で働ける『スキマバイト』の利便性が広く浸透、定着してきたことがあるが、一方でワーカー側にも企業側にも長期就労を望む声は多い。『タイミーキャリアプラス』で、このニーズに積極的に応えていく」と話し、新サービス開始の理由を説明した。

 また、タイミーを活用する業界の伸び率トップはホテル業界で、23年は前年の5.9倍に増えたことにも言及。コロナ禍が終わり、インバウンド需要の復活などで人手不足が深刻化している宿泊業界に対して、専門チームを編成し、サポート体制を強化していると述べた。

 タイミーキャリアプラスは、22日の本格始動前に、ヒルトン、パレスホテル東京、グランビスタホテル&リゾーツ、日本通運でテスト導入。同日の発表会見には、ヒルトン日本・韓国・ミクロネシア地区担当リージョナル人事業務統括本部統括本部長の麻生周治氏と、日本通運京都支店長の岡本俊一氏も出席し、新サービスへの期待を語った。

 ヒルトンの麻生氏は、「ヒルトンは22年に『タイミー』をホテル業界で初めて導入した。今では日本全国のヒルトンで運営するホテルで活用している。ホテル業界は深刻な人手不足に直面している。『タイミーキャリアプラス』を通じて、より多くの方々にホテル業界やヒルトンの魅力を知っていただき、将来日本のホテル業界で活躍できるホテリエを発掘したい」と強調し、期待の高さを示した。

会見の様子(右から小川、岡本、麻生の各氏)

 

 
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