日本旅館協会北海道支部連合会(187会員)は5月29日、札幌市内で通常総会を開催し、役員の改選や2020年度事業計画の承認などを行った。
役員改選では、本部会長に推薦される現会長の浜野浩二氏(佳松御苑)の後任に大西雅之氏(あかん遊久の里鶴雅)を選任。副会長に新任5人を含む6人を選出した。浜野氏は6月17日の本部総会を受けて退任する。
20年度事業では、新型コロナウイルス収束後のV字回復に向けて、本部や関係機関と連携して全力で取り組むことをはじめ、キャッシュレス化に対応した決済システムの推進、外国人材の活用、各種情報の収集・発信に向けた活動などに力を入れる。
退任する浜野氏は「この2年間、胆振東部地震などがあり大変ご苦労をおかけした」と感謝の言葉を述べた後、「現在、コロナという最大の課題に直面している。行政ともしっかり連携し、業界一丸となって立ち向かっていかなければならない。副会長や理事に若手の皆さんが選出された。行動力を発揮して、頑張っていただきたい」とあいさつ。
大西新会長も「コロナでもいかに業界を成長させていくか。積極的な対応を進めていかなければならない。今回、役員に就任した第3世代の皆さんは既に各施設の社長として活躍されている方々であり、これからの協会を引っ張っていってもらいたい。会員のご協力をお願いする」と決意を語った。
総会には役員・会員25人が出席。新型コロナ感染防止の観点から委任状による参加を中心とし、会場ではテーブルの間隔を広く取り、議事時間も短縮して行われた。