「新宿」の観光事業を一元的に担う新組織「一般社団法人新宿観光振興協会」が9日、東京都新宿区のハイアットリージェンシー東京で定期総会を開催し、本格的に事業を開始した。
新宿の観光施策は、これまで区と区観光協会、区の外郭団体、公益財団法人新宿未来創造財団がそれぞれ担ってきた。
東京五輪の開催が決まり、東京の観光地としての魅力が高まる一方、新宿や渋谷、浅草、銀座など都内観光地間の競争は激しくなっている。
そのため、新宿の魅力を一元的に発信していく官民一体の新たな組織として、4月に同協会が設立された。理事長には大西洋・三越伊勢丹ホールディングス社長が就任。
協会は今後、観光案内所の設置や情報誌・ホームページなどによる観光情報発信、観光に関するイベントを行うなど、新宿の観光地としての魅力をPRしていく。さらに新しい観光資源の創出や観光を担う人材の育成などにも取り組む。