クラブツーリズムは11月19日、新しいLCC地域ネットワーク航空会社TOKI AIR(トキエア)の設立準備を進めるTOKI Aviation Capital(東京都千代田区)と「地方創生・ディスティネーション開発」などにおける連携協定を締結した。新潟を起点に国内各地との人口流動を創出するなど、地域と共創しながら地域活性化に寄与する。
トキエアは、来夏から新潟を拠点に就航を計画。計画では、丘珠(札幌市)、仙台、中京圏、関西圏の4路線を設ける。航空機はフランスのATR社製の4機(48人乗り、70人乗り)をリースする予定だ。
両者は、連携、協力事項として(1)トキエアの就航に伴い、新潟と国内各地の人口流動の活性化が期待される中、航空機を活用し、魅力向上につながる旅行商品やコンテンツ開発に関すること(2)佐渡空港の定期路線就航に向け、内外の関係者とも協力しながら二次交通をはじめとする体制整備への取り組みに関すること(3)チャーター便や遊覧飛行、空港での体験コンテンツなど、定期便以外のビジネスコンテンツ開発に関すること(4)官民連携で行うプロジェクトの共同提案・実施に関すること(5)その他、相互に連携・協力が必要と認められる事項―に取り組む。
同日に開催された締結式にはクラブツーリズムからは酒井博社長、TOKI Aviation Capitalからは長谷川正樹代表取締役が出席。人的・知的資源の交流と活用を図り、「新潟空港・佐渡空港の活性化による空港中心のまちづくり」「空港を核とした地域の産業振興・観光資源の開発」「空港を核とした地域の産業振興・観光資源開発等、地方創生コンサルティング業務」に取り組むことなどを確認した。
長谷川代表取締役(左)と酒井社長