新潟県旅館ホテル組合は13日、東京のホテルメトロポリタンで、4〜6月に開催される新潟デスティネーション・キャンペーン(DC)のキックオフパーティーを開いた。泉田裕彦知事ほか、同県の観光業界のトップらが顔をそろえ、来場した旅行業者らにDC期間中の多くの送客を求めた。
県旅館ホテル組合の野澤幸司理事長は「(2009年以来)5年の短い間に再度DCを開いていただいた。JRをはじめ、関係の皆さま方のおかげで、感謝申し上げたい」とあいさつ。
泉田知事は「(DCが開催される)春は雪国にとって特別な季節。花とともに、ごはん、酒、温泉と、存分に楽しんでいただきたい」と述べた。
来賓を代表して観光庁観光地域振興部の吉田雅彦部長、JR東日本の原口宰常務があいさつ。原口氏は「これだけ短い期間でDCが(再度)行われるのは稀。これは地元の皆さまの熱意の結果だ。来年に北陸新幹線が開通し、皆さまにはいろいろな危機感があると思う。ただ、関西から時間距離が短くなることは、逆にチャンスでもある」と述べた。
旅館ホテル組合青年部からは、青年部が取り組む朝ごはんと地酒プロジェクト、女将会が取り組むスイーツプロジェクトをPRした。
パーティーに先駆けて、新潟県観光協会主催の、今年秋・冬の旅行商品造成に向けた商談会が開かれた。
女将会メンバーとともにあいさつする野澤理事長