新潟県の一行が8月19日、東京の観光経済新聞社を訪問。「佐渡島の金山」の世界遺産登録や新たにオープンした同県のアンテナショップなど、最新の話題を提供した=写真。
「相川鶴子金銀山」「西三川砂金山」の二つのエリアからなる「佐渡島の金山」は7月27日に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録。国内で26件目、文化遺産では21件目の世界遺産登録となった。国外からの技術や知識が制限される中、伝統的手工業を深化させることで高品位の金を生産するなど、他に例を見ない遺産であることが評価された。
東京・銀座に8月8日、同県のアンテナショップ「銀座・新潟情報館THE NIIGATA」がオープン。昨年12月に閉館した「表参道・新潟館ネスパス」の後継施設。銀座5丁目「すずらん通り」の一角に立地するビルに入り、1・2階に県産品を販売するショップと県の情報コーナー、3階にイベントスペース、8階にレストラン、地下1階に仕事・移住相談コーナーを設けている。
同県越後妻有地域(十日町市、津南町)で3年に一度開かれる世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が7月13日に開幕、11月10日まで開催している。世界のアーティストが手掛けた作品200点余りを広大な里山の中に展示している。
新潟空港を拠点とする地域航空会社トキエアが今年1月に運航を開始。新潟―札幌(丘珠)間、新潟―仙台間で運航中で、今後は佐渡、東京、中部、神戸への就航を予定している。
訪問したのは新潟県広報広聴課広報戦略室の川口裕輔室長、同・古俣敦士政策企画員、同県東京事務所の長野努所長代理。