![プロジェクトの趣旨を述べる新潟県旅組青年部の高橋部長 (左。中央は松之山温泉の柳氏、右はプロジェクトリーダーの井口氏)](https://i0.wp.com/www.kankokeizai.com/wp-content/uploads/05-248.jpg?resize=320%2C320&ssl=1)
プロジェクトの趣旨を述べる新潟県旅組青年部の高橋部長 (左。中央は松之山温泉の柳氏、右はプロジェクトリーダーの井口氏)
新潟県旅館組合青年部は13日、東京の表参道・新潟館ネスパスで、9月から11月までの3カ月間実施する「にいがた朝ごはんプロジェクト」の報道陣向け発表会を開いた。
プロジェクトは、「新潟ならではの“最高の朝ごはん”を宿泊客に食べてもらいたい」との趣旨で、青年部が中心となり企画。新潟県産コシヒカリと、同県産の食材を使ったご飯に合う惣菜を県内13の温泉・観光地、115軒の旅館・ホテルで提供する。惣菜は地域にもともとあったものや、プロジェクトのため新たに開発したものなど様々で、それぞれの温泉・観光地が地域の統一メニューとして提供する。
発表会で県青年部の高橋五輪夫部長(越後湯沢温泉・雪国の宿高半)は「日本には古くから育まれてきた地域の食がある。しかし、すべての宿が地域の食とともにあったわけではない。これからは地域色豊かなおかずでお客さまをおもてなししたい」と述べた。
プロジェクトリーダーの井口智裕氏(越後湯沢温泉・HATAGO井仙)は「県内ではコシヒカリをおいしく食べてもらう工夫をあまりしてこなかった。産地で炊いた米を産地の食材と食べるのは理にかなった取り組み。プロジェクトを一過性のものとせず、継続実施していきたい」と述べた。
13地域の中から、いち早く朝ごはんプロジェクトに取り組んできた松之山温泉の事例を紹介。同温泉の柳一成氏(ひなの宿千歳)が、4つの発酵食品を配合したオリジナルみそなど、四季折々のメニューを紹介した。
プロジェクトの一環で、朝ごはんメニューを「ご飯の素」として商品化。宿の売店などで販売している。
プロジェクトは今後、季節ごとに新メニューを開発するなどして、通年事業とする方針だ。
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プロジェクトの趣旨を述べる新潟県旅組青年部の高橋部長
(左。中央は松之山温泉の柳氏、右はプロジェクトリーダーの井口氏)