
リクルート、ユニークな泊まれる道の駅ランキングを発表
廃校活用の施設が人気
株式会社リクルートは11日、旅行情報サイト「じゃらんニュース」において「ユニークな泊まれる道の駅ランキング」を発表した。このランキングは全国の宿泊可能な道の駅の中から、特色ある施設に関する消費者アンケートを基に作成したものだ。
1位に輝いたのは千葉県の「道の駅 保田小学校」。126年の歴史をもつ小学校を再生した施設で、教室を宿泊スペースに改装するなど、随所に学校の雰囲気が残る懐かしさ満載のスポットとなっている。体育館は直売所として活用され、隣接する旧幼稚園施設も「都市交流施設・道の駅保田小附属ようちえん」として生まれ変わった。
2位は岐阜県の「道の駅 上矢作ラ・フォーレ福寿の里」が獲得。本場さながらのモンゴル移動式住居「ゲル」に宿泊できる点が特徴だ。ベッドや冷蔵庫、エアコンなど現代的な設備が整い、雄大な自然の中で遊牧民気分を味わえる。3位には群馬県「道の駅 ぐりーんふらわー牧場・大胡」がランクイン。赤城山の南麓にあるオランダ風車が目印で、広大な敷地にはオートキャンプエリアがあり、夜には風車のライトアップも楽しめる。
ランキングの上位には、古い小学校の再生や異国情緒あふれる宿泊施設など、個性豊かな道の駅が名を連ねた。4位の兵庫県「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」ではオランダの国立美術館を模したお城のようなホテルが、10位の静岡県「道の駅 伊豆のへそ」では北欧風の内装の客室と源泉かけ流しの温泉が旅行者を迎えている。
このランキングは全国47都道府県在住の20代〜50代を対象に今年2月に実施したインターネット調査によるもので、1,041名から有効回答を得た。道の駅に併設された宿泊施設は車でのアクセスの良さに加え、直売所で地元の新鮮野菜や名産品が購入できる利便性も魅力だという。ランキングの詳細は「じゃらんニュース」のウェブサイトで確認できる。
教室を改装した宿泊室