旅フェア実行委員会(会長・中村徹日本観光協会会長)は27日、16回目となる「旅フェア」を来年5月28日から3日間、千葉県の幕張メッセで開くことを決めた。
テーマは「新旅宣言」とし、「旅フェアが新しい旅行ニーズに対応できるようにリフレッシュすること、観光需要の喚起につながるイベントとして根本的な構造を変えることを“宣言”するという意味を込めた」という。
出展者の要望にこたえ、従来の地域別会場からテーマ別、目的別の会場に変更する。着地型旅行、テーマ型旅行、思い出の宿、ふるさと自慢──などといった6つのゾーンに区分し、すべてのゾーンで旅行商品の販売ができるような仕組みを検討する。
複雑で分かりにくいとの意見があった出展形態もシンプルにする。「展示出展」と「飲食出展」の2つのカテゴリーのみとし、展示出展の料金については1小間36万円から35万円に値下げする方針だ。また、大口出展者には、出展規模にあわせ、無料の小間を提供する特典を付ける方向で進められている。
入場料は当日券が500円、前売り券が400円とする予定。期間中の来場者は12万人を見込んでいる。今年の来場者数は目標を下回る10万5052人だった。