厚生労働省によると、2023年度末現在の旅館・ホテル営業施設数は5万1038軒で、前年度から717軒増加した。19年度をピークに減少していたが、4年ぶりに増加した。客室数は177万6994室で、同6242室増加した。都道府県別では東京都が軒数、客室数ともに最も多い。
23年度の「旅館業」全体の軒数は同2770軒増の9万3475軒。このうち旅館・ホテル営業以外の、簡易宿所営業施設が同2098軒増の4万1909軒。下宿営業施設が同45軒減の528軒。
訪日外国人旅行者の増加などを背景に、ホテルや民泊の軒数が増えているものとみられる。
18年6月に施行された旅館業法改正で、これまで旅館とホテルに分かれていた営業種目が統合され、「旅館・ホテル営業」となった。そのため17年度まで示されていた旅館、ホテルそれぞれの軒数と客室数は示されなくなった。17年度の軒数、客室数は、旅館が3万8622軒、68万8342室。ホテルが1万402軒、90万7500室。
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