人材確保、業務合理化へ腐心
旅館・ホテルで人手不足と感じている企業の割合は、正社員で65.3％、非正社員で51.6％と、前年から割合が低下している。帝国データバンクが7月に行った調査によるもの。不足割合が高い業種のランキングも正社員で4位、非正社員で6位と前年調査から低下しているが、依然として高水準であることに変わりはない。
調査は7月18～31日、全国2万7191社に行い、1万1282社から有効回答を得た。旅館・ホテルは97社が回答した。
正社員が不足している企業の割合は全業種計で51.0％。前年同月（51.4％）から0.4ポイント低下しているが、5割を上回る高止まりの状況が続いている。
一方、パート、アルバイトなど非正社員が不足している企業の割合は全業種計で28.8％。前年同月（30.5％）から1.7ポイント低下し、こちらは7月としては2年ぶりに3割を切った。
正社員の不足割合を51の業種別に見ると、情報サービスが71.9％と唯一の7割台。2位に建設（69.5％）、3位にメンテナンス・警備・検査（65.9％）が続き、旅館・ホテルは65.3％と4位になった。
旅館・ホテルは前年同月に72.6％、業種別順位は2位だった。今回、率、順位とも低下しているものの、6割を超す高水準であることに変わりはない。
会員向け記事です。
