正社員65%、非正社員75% 前年から大幅増
帝国データバンクがこのほど公表した「人手不足に対する企業の動向調査」(今年10月調査)で、旅館・ホテルの人手不足割合が正社員で65.4%、非正社員で75.0%と、ともに前年同月を大きく上回った。特に非正社員の人手不足割合は飲食店とともに他業種を大きく引き離す7割台となるなど、「群を抜いた高水準」となっている。
正社員の人手不足割合は、全業種計が51.1%。前年同月比で7.3ポイント、2年前の2020年同月比で17.1ポイントそれぞれ上昇するとともに、コロナ禍前の19年同月(50.1%)を上回った。
業種別では、情報サービスが69.1%(前年同月比5.2ポイント増)と1位。2位が旅館・ホテルで、前年同月(26.8%)を38.6ポイント上回った。3位以下は飲食店(64.9%)、建設(64.5%)、運輸・倉庫(63.8%)、メンテナンス・警備・検査(62.4%)、金融(62.0%)の順。
一方、非正社員の人手不足割合は、全業種計が31.0%。前年同月比5.9ポイント、20年同月比12.0ポイントそれぞれ上昇し、コロナ禍前の19年同月(29.3%)も上回った。
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