帝国データバンクによると、2011年11月のホテル・旅館経営業者の倒産は9件、負債総額は64億7400万円だった。件数は前月比4件増加、前年同月比3件減少。負債総額は前月比36億5900万円増加、前年同月比94億500万円減少した。
件数は2カ月連続の1ケタ台。同年上半期(1〜6月)は東日本大震災の影響が大きく、すべての月で10件以上の2ケタだったが、下半期は9月のみが2ケタとなっている。
負債総額は4カ月連続で100億円の大台を下回った。
1月からの累計は、件数が前年同期比34件増(40.0%増)の119件。負債総額が同403億4200万円増(72.6%増)の959億2500万円。件数、負債総額とも、すでに前年1年間の数字を上回っている。
10件、負債4億円 11月の旅行業者倒産
帝国データバンクによると、2011年11月の旅行業者の倒産は10件、負債総額は4億4700万円だった。件数は前月比8件、前年同月比6件のそれぞれ増加。同年で最も多く、初の2ケタ台となった。
負債総額は前月比4億1800万円増加、前年同月比6億2700万円減少。同年では、3月に次ぐ2番目の高い数字となった。
1月からの累計は、件数が前年同期比15件増(48.4%増)の46件。負債総額が同19億7100万円減(44.1%減)の24億9800万円。件数のみ、前年1年間の数字を上回っている。