日本旅館協会北海道支部連合会は10日、会員旅館を対象に毎月実施している宿泊実績調査の2019年9月の結果をまとめた=表。前年の9月には北海道胆振東部地震が発生した影響で宿泊客が減少したため、前年同月比は反動で大幅に増加した。7月の前年同月比は宿泊人員が28.1%増、売り上げが29.8%増となった。
今回の調査には北海道内の主な観光地、温泉地14地区に所在する旅館104軒が回答した。
宿泊人員の内訳は、国内客が34.3%増だったが、訪日客が3.9%減となった。訪日客は前年の地震の反動増があったものの、日韓関係の悪化に伴う韓国の訪日旅行控えなどが影響したとみられ、マイナスとなった。訪日客は19年1月以降、9カ月連続で前年同月の実績を下回っている。