日本旅館協会東北支部連合会はこのほど、会員旅館を対象に毎月実施している2020年2月の宿泊実態調査の結果をまとめた=表。東北6県の合計は、前年同月の実績に対して宿泊人員が0.7%減、売り上げが3.0%増となった。2月としては微減にとどまったが、新型コロナウイルス感染症の影響による宿泊キャンセルなどで2月下旬以降は厳しいとみられる。
東北6県に所在する100軒の旅館の回答を集計した結果。
福島県、宮城県、岩手県では、昨年の台風に伴い3月にかけて実施された「ふっこう割」がプラス要因。宿泊人員は福島県が13.2%増、宮城県が3.0%増だったが、岩手県は5.6%減となった。一方で青森県は5.8%減、秋田県は13.2%減、山形県は6.0%減だった。
20年1~2月累計の宿泊人員の前年同期比は、青森県2%増▽岩手県2%減▽秋田県3%減▽宮城県増減なし▽山形県1%減▽福島県8%増―となった。