観光経済新聞でコラムを連載中の松浪健四郎氏が理事長を務める日本体育大学は15日、東京の同大世田谷キャンパスで卒業式を行った=写真。同大から名誉博士の称号を授与されている自民党の二階俊博幹事長、エクトル・ロドリゲス駐日ドミニカ共和国特命全権大使、瀧澤康二同窓会会長らの来賓と教職員、卒業生とその父兄ら約4千人が出席した。
松浪理事長は「本学の伝統と栄誉を胸に社会の中で存在感を発揮してもらいたい。夢と志に向かって前進し、成功に向けてチャレンジする輝かしい人生であることを祈念する」と卒業生を激励した。
具志堅幸司学長が訓辞を述べ、各学部と博士課程を卒業する1700人超の代表者に学位記を授与した。
2020年の東京五輪で活躍が期待される日本女子体操界のエース村上茉愛さんが卒業生を代表してあいさつ。日本男子体操界のエース白井健三さんには理事長賞が贈られた。
来賓の二階幹事長は「本学は創立128年の歴史があり体育大学としてアジアで最古を誇る。スポーツ交流を通し、国際貢献にも寄与している。地方創生、国土強靭(きょうじん)化には強い体と精神力が必要であり、卒業生の活躍の場は広がるばかりだ」と祝辞を述べた。