日光市が開発
日光市はこのほど、人やモノの混雑・空きデータを取得、解析するサービスを提供するバカン(東京都千代田区)と連携し、市内の世界遺産「日光の社寺」エリアの混雑状況をリアルタイムに確認できるサービスの提供を開始した。DXを推進し、安心、安全と快適性を両立した観光地実現を目指す。
今回の取り組みでは、日光の社寺エリアの表参道と周辺駐車場に定点カメラと検知デバイスを設置し、リアルタイムの混雑情報を検知する。取得した情報はAI等で分析され、対象地点の混雑状況、駐車場の空き状況をインターネット上の専用ウェブページからスマートフォンやPCを通して配信する=写真は表示例。同市は「参道や駐車場の混雑状況を可視化することで、混雑を抑制するとともに、観光客の満足度低下や地域住民への影響などのオーバーツーリズムに係る諸課題も解決したい」と展望している。