栃木県日光市と市観光協会はこのほど、紅葉の見ごろや色付きのピークに関する情報を発表した。「今年は気候の影響で例年に比べ、全体的に1週間から10日ほど遅い色付きが予想される。各スポットの紅葉のピークが重なる今月29日以降が特におすすめ」という。
全国有数の面積を有し、市内全域に標高差がある日光市の紅葉は、例年9月下旬から11月まで場所を変えて見ごろを迎える。市と観光協会は今秋の各エリアの紅葉情報を発表。日光二社一寺が来月5日から13日、足尾(わたらせ渓谷鐵道沿線、庚申山)が22日から来月19日までと、おおむね今月末から来月中旬にかけて多くのスポットで紅葉の見学ピークを迎えると予測している。
紅葉のピークに合わせてライトアップイベントを奥日光や世界遺産・日光の社寺で開催する予定。「ライトアップ奥日光」では29日から11月20日まで、日本三名爆の一つ「華厳ノ滝」をはじめとする中禅寺湖畔の人気観光スポットをリレー方式でライトアップする。日光の社寺では11月3、4、5日、日光東照宮表門や五重塔、日光山輪王寺(大猷院)表門などを照明で彩り幻想的な世界を演出する「ライトアップ日光」を開催する。
鬼怒川・川治エリアでは、観光情報センターや鬼怒川温泉駅、鬼怒川温泉内協力宿泊施設を花回廊にちなんだ和傘などで装飾する「まちなか月あかり」(11月30日まで)を開催し、同エリアならではの自然やアートの魅力を発信する。
最新の紅葉情報は同市観光協会公式HP「日光旅ナビ」(http://www.nikko-kankou.org/)に掲載。同市は紅葉に関するイメージ動画「NEW DAY’ NEW LIGHT.秋」をYouTube(https://youtu.be/zMzehtx7Yho)で配信し、紅葉をめぐるルート情報「Route.N #06 秋の現実逃避ルート」を特別サイト(https://new-nikko.jp/route_n/06)で紹介している。
11月上旬にピークを迎える龍王峡の紅葉