草津温泉(群馬県草津町)の名物「湯もみ」を猿が行う観光施設が4月27日、オープンした。かわいい猿のコミカルな湯もみは観光客の人気を集めそうだ。
施設を作ったのは栃木県の「日光さる軍団」で、その名も「草津温泉おさるの湯もみ処『おさ湯』」=写真はチラシ。草津温泉のシンボル「湯畑」から徒歩数分の西の河原通りにある。
湯もみは、板でかき混ぜて源泉の温度を下げる草津の伝統的入浴法だが、おさ湯では猿が草津節に合わせて板を動かすパフォーマンスを披露する。また、施設には湯畑を再現したジオラマのコーナーもあり、運が良ければカピバラが湯船でくつろぐ姿を見ることができる。
施設は2階建てで、1階が湯もみ処、2階が動物ふれあい処となっている。入場料は湯もみ処が600円。1・2階共通は千円。
草津温泉観光協会は、「お猿が湯もみを面白く可愛く演じている、楽しいコンテンツと捉えていただければ」と話し、旅館経営者は「きちんと営業され、日光さる軍団のようなノリで定着してくれればいい」という。