日本旅行はインバウンド向け宿泊プランの販売を強化する。世界の約30社、数百サイトとシステム連携するデータ連携システム「HBSi」を保有するアイビーエス・ソフトウェアサービス・ジャパン(本社・東京都港区)とこのほど提携。HBSiを介して、HBSiと連携している世界の有力サイトで同社の宿泊プランを販売する。2010年度に10億円の販売を見込む。
従来、海外で展開するサイトでインバウンド向け宿泊プランを販売する場合、サイトを運営する各社との契約とともに、サイトに宿泊に関するデータを提供するシステムを構築する必要があった。
今回、HBSiを利用することで、大きな手間とコストをかけることなく、世界のサイトに宿泊データを提供できるようになった。
今後、HBSiと連携する約30社と営業条件などの個別契約を順次締結。その上で各サイトでの販売を始める。
当初は約1500施設、1万2千の宿泊プランを用意。プランは順次拡大する。
日旅では自社のインバウンド向け宿泊予約サイト「英語版・宿なび」も今回の提携を機にリニューアル。インバウンド向け情報の掲出、簡易検索の導入などサービス機能を充実させるとともに、設定プランを拡充した。