日本旅行グループの商事会社、日旅産業(東京都港区、吉田賢社長)は2月3日、ミキハウス子育て総研(大阪府八尾市、藤田洋社長)と、同総研が行う「ウェルカムベビーのお宿」認定評価事業に関する提携を結んだ。顧客とする全国の旅館・ホテルに対してウェルカムベビーのお宿の認定取得を働き掛けていく。
ウェルカムベビーのお宿とは、乳幼児連れの家族でも安心して過ごせる旅館・ホテル。専属認定士が設備やサービスなどに関する100項目を基準に客室単位で認定を行う。認定事業は2008年3月にスタートし、現在、国内46軒の宿泊施設が参画している。
全国で千軒以上の旅館・ホテルと取引のある日旅産業は、認定評価制度の案内業務に協力するとともに、認定施設に必要な幼児向けの消耗品、備品の補充、リフォームなどの窓口を務める。16年までに全国で300施設の認定を目指す。
吉田社長は「この取り組みを通じて3世代旅行など、旅行マーケットの裾野を広げていきたい」と話す。
提携を発表した日旅産業の吉田社長(左)とミキハウス子育て総研の藤田社長