日旅連総会、「営推中心に宿泊販売」 訪日・法人・個人の3委で


再選された桑島会長があいさつ

 日本旅行協定旅館ホテル連盟(桑島繁行会長=北海道・北こぶし知床ホテル&リゾート、1985会員)は3月14日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで通常総会を開き、連盟の営業推進委員会(営推)を中心に宿泊増売に取り組むことを柱とした2019年度事業計画を承認した。営推はインバウンド部会を「訪日需要創造委員会」に衣替えし、前年までの2委員会1部会体制から3委員会体制に変更。それぞれの活動を強化する。

 営推の2委員会のうち、法人旅行の誘客に取り組む「国内旅行活性化委員会」は「法人需要創造委員会」、個人旅行の誘客に取り組む「成長戦略委員会」は「個人需要創造委員会」に名称を変更。それぞれの役割を明確にした。

 19年度事業は、これら営推を中心とした宿泊増売施策が柱。

 増売策としてこのほか、日本旅行のセールスマンとの商談会「ワークショップ」を前年同様、全国4地区で行う。東日本は7月24日、中部・北陸は8月27日、西日本は7月16日、九州・中国は7月3日を予定。このほかインバウンドに特化した商談会も行う。

 恒例となった台湾の現地エージェントとの商談会は6月18日に台中、19日に高雄で予定。

 営推委員など、旅連の若手会員対象の勉強会「日旅連塾」は11月を予定している。

 2年間の任期満了に伴う役員改選では桑島会長を再選した。

 桑島会長は「日本旅行との連携をさらに深め、宿泊増売に努める」とあいさつ。

 日本旅行の堀坂明弘社長は20年までの中期経営計画の進捗(しんちょく)状況に触れ、「五つの中核分野(インバウンド、教育旅行、MICE、BTM、インターネット販売)はほぼ計画通り実績を積み上げている」と強調。今年は海外拠点をインバウンドなどに活用するグローバル戦略と、女性社員を積極活用するダイバーシティの推進に力を入れるとした。

 主な新役員は次の通り(敬称略)。

 会長=桑島繁行(北海道・北こぶし知床ホテル&リゾート)▽常任副会長=浅野謙一(新潟県・夕映えの宿汐美荘)、宮村耕資(高知県・龍馬の宿南水)、田岡茂(兵庫県・心の宿三國屋)▽副会長=齊藤茂行(長野県・明神館)、金原貴(静岡県・時わすれ開華亭)、森田繁(群馬県・心に咲く花古久家)、松岡利幸(北海道・ホテル阿寒湖荘)、吉村譲(山口県・萩城三の丸北門屋敷)、東郷和浩(大分県・ゆふいん山水館)、白石武博(沖縄県・カヌチャベイホテル&ヴィラズ)、髙橋明浩(宮城県・篝火の湯緑水亭=昇任)、吉田眞啓(石川県・吉田屋山王閣=昇任)

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