日旅連総会 新会長に白石氏(沖縄県・カヌチャベイ) 「会員、会社と共存共栄目指す」


3年ぶりのリアル総会となった

 日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連)は2日、東京のホテルメトロポリタンで総会を開き、新会長に白石武博常任副会長(沖縄県・カヌチャベイホテル&ヴィラズ)を選出した。3期6年間会長を務めた桑島繁行氏(北海道・北こぶし知床ホテル&リゾート)は常任顧問に就いた。白石新会長は「今年は観光復活の年になる。会員の皆さまとコミュニケーションを密に、日本旅行とともに共存共栄を目指したい」と述べた。

 2023年度も宿泊販売拡大への取り組みを重点的に行う。若手経営者らによる「営業推進委員会」の三つの小委員会(法人需要創造、個人需要創造、訪日需要創造)で、それぞれの分野における販売拡大策を議論する。昨年、会社と「共同宣言」を締結したSDGs関連の取り組みも各分野共通のテーマとして継続的に進める。

 会員と日本旅行セールスマンとの商談会「ワークショップ」は7月5日に大阪(大阪国際会議場)、同20日に東京(リーガロイヤルホテル東京)で開催を予定。

 若手経営者ら対象の勉強会「第14回日旅連塾」は今年度下期の開催を予定している。

 会長退任を前に桑島氏は「ゴールデンウイーク明けにコロナが2類相当から5類になる。ウィズコロナ、アフターコロナの生活が日常化し、人流がさらに活発になる。これを好機と捉え、日本旅行の各部門と情報交換を密に、タッグを組んで取り組んでまいりたい」とあいさつ。

 日本旅行の小谷野悦光社長は「3年ぶりのリアルの総会、本当にうれしい」と開口一番述べるとともに、「旅行需要が消滅した中でも生き残りを懸けて事業を進め、2021年度はある程度の手応えを感じた。22年はそれをもとに少し先をにらんだ手を打ち始めた」と、DX化の推進など昨年の自社の取り組みを説明。

 商品の単価アップや訪日客の地方への呼び込みなど、地域の社会課題の解決に今年1年力を入れる方針を示した。

 総会で決定した主な役員は次の通り(敬称略、カッコ内は所属)。

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