第1期エリア開業、完成は28年度
都市再生機構(UR都市機構)と京王電鉄バス(京王バス)は9月17日、国内最大級のバスターミナル「バスターミナル東京八重洲」を東京・八重洲に開業した。バスターミナルは、JR東京駅周辺で進む三つの再開発ビルにまたがって整備され、2028年度に完成予定。今回は第1期エリアとして、「東京ミッドタウン八重洲」の地下1、2階で開業した。日本の「陸の玄関」として、分散していたバス乗降場を集約する。
第1期エリアとして開業したバスターミナルには、乗降用を六つ、待機用を三つの計九つのバス停を用意。現在東京駅周辺の路上や鍛冶橋駐車場で発着している1日約1200便の高速バスのうち、約550便を移行する。新規約50便と合わせ、1日約600便を発着する。第1期エリア周辺の路上バス停は全て撤去される予定。
従前は、JR東京駅八重洲南口乗り場に入りきらない高速バスなどのバス停が路上に分散。2013年度の高速ツアーバス制度の改革に伴い、鍛冶橋駐車場を暫定的に高速乗合バスの乗降場として利用してきた。「鉄道からの乗り換えの不便さや歩道や車道が混雑するという課題があった」と関係者。
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