「日本の宿おもてなし検定」は日本旅館の接遇に関する業界資格・検定制度。その2023年度の第7回1級試験に合格した3人が12日、観光庁の髙橋一郎長官を表敬訪問した=写真。
合格者は、ホテル一景閣の小野寺真知子さんと雉子亭豊栄荘の日野しずくさん、日本平ホテルの藤嶋朝子さん。長官への表敬訪問には日本の宿おもてなし検定委員会委員長の桑野和泉氏(由布院玉の湯代表取締役)、同委員でJTB協定旅館ホテル連盟会長の宮﨑光彦氏らも同行した。
合格者の3人は、自身のおもてなし業務や検定受験の苦労などの話題で髙橋長官とにこやかに歓談。検定1級は「おもてなしの知識・実務能力を発揮し、後輩を指導、育成できるレベル」と位置付けられており、通算で30人しか誕生していない狭き門。髙橋長官は「業界にとって宝物のような大事な人材だ。観光庁としても支援していきたい」などと語った。