日本バス協会(清水一郎会長=伊予鉄グループ社長)は17日、東京の経団連会館で新年賀詞交歓会を開いた。あいさつで清水会長は昨年11月6日の「バス危機突破総決起大会」で決議した「深刻な運転士不足の解消」「自動運転バスの本格運行に向けた支援大幅強化」「EVバスなどの普及で環境へ貢献」「完全キャッシュレス化の実現」の4項目に触れ、実現に向けて出席した国会議員らに協力を呼び掛けた。
清水会長は、「(バス業界は)人手不足にあえいでいる。外国人運転士の制度ができたが、(日本語能力などの)ハードルが高い。改善を含めて、制度がうまく回るようお願いしたい」と強調。
自動運転バスについて「大阪・関西万博で“空飛ぶクルマ”のデモフライトが行われるが、われわれは“空飛ぶバス”の実現を願う。国家プロジェクトとして運用できるよう、先生方のお力を」と述べた。
会員向け記事です。