日本ホテルスクールは、高校1・2年生を対象としたイベント「スプリングスクール」を開催した。
日頃からインスタグラムをはじめとしたSNSを日常的に利用する高校生の皆さんに対して、「インスタグラムを何に使っているのか?」という身近な質問を投げかけながら、人を集めるためにSNSを活用しているSNSマーケティングの仕事を紹介。ホテルやブライダル業界のみならず、さまざまな業界で人気のある職種であり、新設する科でホテルの専門知識を幅広く学び、デジタルマーケティングに対応する基礎を身につけることで、フロント・ベル・レストランなどのサービス部門から、セールス&マーケティング部門、広報・PR部門など、ホテル業界でのキャリアの可能性が広がることを伝えていただきました。
そして、実際のホテルである東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾートを舞台にした体験授業は、「SNSマーケティング」を体感することです。講師を務める五藤様からは、「あなたは、東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾートの“マーケティング担当スタッフ”です。ホテル公式のインスタグラムに掲載する“渾身の一枚”を撮影してください」というミッションが伝えられました。スプリングスクールのプログラムでは、ホテルスタッフの皆様による館内見学やブライダル演出体験、そしてコース料理を楽しむプログラムを実施。参加する高校生の皆さんには、それぞれのプログラムに参加している際に、「このホテルを選んでもらえる=人を集める」ような視点で写真を撮ってもらいます。そして、ミッションを終えた後に、撮影した写真を全員でシェアします。
各プログラム終了後、撮影した“渾身の一枚”をシェアし、さまざまな写真の撮り方を知るとともに、フィルターを通して魅力を伝えることの奥深さを理解することができました。SNSプロモーションが重視される時代で、ホテルの広報や宣伝を担当するスタッフに留まらず、ホテリエには新たなコミュニケーション力が必要とされています。ホテルやブライダル業界は、そのような今の時代に求められるスキルを身につけた人を求めています。ホテリエならではの視点でホテルの魅力を発信することに留まらず、お客様にとって大事な想い出や記念日を一枚の写真に収めるために、ホテリエが写真を撮る機会もあります。撮影するスキルを身につけることは、ホテルのサービススタッフとしても役立つはずです。SNSコミュニケーション科では、これからの時代に求められる「表現して伝える力」をもった次世代のホテリエを育成します。
本校は、2021年に創立50周年を迎えました。本校の前身はプリンスホテルがホテリエの育成を目的として開校した「プリンスホテルスクール」。1971年創立以来、14,000名以上の卒業生を輩出してきました。ホテル・ブライダル分野における人材育成において、日本を代表する教育機関として完全就職や希望の進路実現に向け、蓄積したノウハウを注いで学生を支援しています。