山形の秋の風物詩「日本一の芋煮会~芋煮と共に~」が9月18日、山形市の馬見ヶ崎河川敷で3年ぶりに開かれた=写真。日本一の大鍋「三代目鍋太郎」(直径6.5メートル)で芋煮3万食をたき上げ。大鍋のふたが外れ、湯気が空に舞い上がると県内外から訪れた観光客らが出来たての芋煮を求めて長い行列を作った。
芋煮は里芋3トン、山形牛肉1.2トン、しょうゆ700リットル、日本酒50升、こんにゃく3500枚、ネギ3500本、砂糖200キロ、水6トンなどの県産食材を建設重機(バックホー)を使って調理した。
前売りの電子チケット7千枚を用意、ふた付きカップを採用するなど新型コロナの感染防止対策を行った。
観光客らは飲食エリアに椅子やシートを敷いて座り、受け取った芋煮を賞味。甘いしょうゆの香りが秋の爽やかな風に乗って会場一体に漂った。