観光庁の旅行・観光消費動向調査の結果、日本人の国内旅行消費額は、2022年の年間値(速報値)は、21年比87.0%増の17兆1695億円となった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受けた20年の9兆9738億円、21年の9兆1835億円からは回復が進んだ。コロナ前でゴールデンウイーク10連休などがプラス要因となり、現行の調査手法になった10年以降で最高額を記録した19年の21兆9312億円との比較では21.7%の減少だった。
旅行・観光消費動向調査は、サービスや商品を購入する消費者側に立った統計。観光、帰省、業務など旅行目的は問わない。国内居住者に調査票を送付し、旅行回数や消費額を把握、全体を推計している。コロナ禍に伴って国や都道府県、市町村が実施する旅行費用割引などの支援金額は除外して集計されている。
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