エクスペディアは、世界23ヶ国・フライトにおける迷惑マナーに関する国際比較調査の結果を発表した。日本人は世界一、機内での迷惑行為を「我慢」するという結果が出た。
機内で迷惑行為をしている乗客に対し、どのような対応をするかについて、日本人の約4割が「何も言わずに我慢する」と回答。迷惑だと感じたとしても、何も行動をしない人の割合が世界でもっとも多いことがわかりました。また、日本人の回答でもっとも多かったのは「フライトアテンダントに報告する」であったことから、直接注意することを避けていることが伺えます。
機内でいびきをかきながら寝ている乗客に対し、「起こしても良い」と考えている日本人の割合は37%。 もっとも割合が多かったインドは7割を超えている一方で、日本人は世界一少ないことがわかりました。さらに、前席の乗客に対し、倒している座席を「直してほしい」とお願いしたことがある日本人はわずか7%にとどまり、こちらも世界でもっとも低い結果となりました。
世界各国と比較して、機内で「迷惑」「気になる」と思う行為をしている乗客がいたとしても、日本人は「何も言わずに我慢する」人の割合が多いことが伺えます。しかし調査結果を見るとわかるように、他国の人々は迷惑と感じたことは伝えているので、日本人も気になったら伝えても良いのかもしれません。
機内で迷惑だと思う人 第1位は「前の席を蹴ったり、つかんだりする人」
機内でどのような行為をする人が迷惑だと感じるか聞いたところ、第1位は「前の席を蹴ったり、つかんだりする人」で、半数の人が迷惑だと感じていることがわかりました。次いで、「香水や体臭が臭い人」、「子どもを放置する親」がランクイン。気づかずにやっている行為もあるので、飛行機に乗る際は気をつけるとよいかもしれません。
アンケート概要
■サンプル数: 計18,229名
■調査期間: 2018年2月22日~3月19日
■調査方法: インターネットリサーチ
■調査対象: アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、タイ、インド、香港、台湾、韓国、日本
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がございます。