日本旅行、日本初のJブルークレジットⓇ付個人型旅行商品を発売

　日本旅行（東京都中央区、小谷野悦光社長）は一2023年12月15日、一般社団法人海と日本プロジェクト㏌しまねと連携して、大気中のCO₂を吸収する海の生態系として注目される「ブルーカーボン」を活用した新しいカーボン・オフセット付き旅行商品を発売した。

　西日本旅客鉄道、松江市、一般社団法人松江観光協会、中国電力と共に構成される「松江市脱炭素先行地域推進協議会カーボンニュートラル観光タスクフォース」に参画しての取り組み。同社は、持続可能で豊かな社会の実現に向けて、旅行を通じた地球環境の保全に貢献していく考えだ。

ブルーカーボン生態系（イメージ）

　当社は、旅行で地球環境に貢献する仕組みが必要不可欠なものであると考え、SDGｓの達成に向け「人」「風景」「文化」という観光資源の保全を中心とした活動を行っています。その一環として、2021年2月より、個人旅行商品ブランド「赤い風船」において、森林由来のJ-クレジットを活用し、旅行でＪＲや航空を利用した往復の移動により排出されるCO₂を実質ゼロにするカーボン・オフセットプログラム「Carbon‐Zero（カーボン-ゼロ）」に取り組んでいます。

この度、中国電力株式会社が保有するJブルークレジットを「Carbon‐Zero」商品に活用します。Jブルークレジットは、島根県松江市の島根原子力発電所３号機人工リーフ（浅瀬）の藻場で吸収されたCO₂がJブルークレジットの審査で認証されたものです。個人旅行を通じて、海の豊かさを取り戻しながら、海の生態系が吸収・固定するCO₂を増やし、温暖化対策に貢献することができます。

※当社調べ。不特定多数に対し広く募集する個人型ツアーでの取り組みは当社が初めて。