日本旅行はこのほど、宿泊客自身が客室と夕食、朝食を好みで選択、組み立てる泊食分離型のフリープラン「季(とき)の宿」を栃木県鬼怒川温泉で設定した。昨年稼働した国内新システムの特性を生かしたコンサルティング型の商品。国土交通省が実験的に推進している泊食分離の「宿泊産業活性化に資するモデル事業」にも呼応している。
鬼怒川温泉の6軒(あさや、鬼怒川ホテルニュー岡部、鬼怒川パークホテルズ、鬼怒川グランドホテル夢の季、鬼怒川温泉ホテル、鬼怒川グリーンパレス)が参画。
例えば、あさやの場合、客室は秀峰館和室(1室あたり1万1100円)、八番館和室(同1万4400円)、セラピールーム洋室(同1万7400円)のいずれか、夕食は和洋中ブッフェ(ひとり4800円)、和彩会席(同5800円)、京風懐石(同1万円)のいずれかを選ぶ。このほか、朝食、昼食をそれぞれ2千円で用意している。宿泊のみ、1泊朝食のみの利用も可能。
日旅では今後、顧客の要望を聞き、他の温泉地での商品化も検討するという。