日本旅行協定旅館ホテル連盟 第15回「日旅連塾」開講「万博見据えた観光の地方分散」


 日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連、白石武博会長)は11月26日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで第15回日旅連塾を開いた=写真。「インバウンドを中心とした観光の地方分散~『大阪・関西万博』を見据えて」をテーマに、万博とインバウンドの現状、日本旅行の取り組みを2025日本国際博覧会協会、日本旅行の担当者らが述べた。

 塾は連盟会員の若手経営者らで組織する日旅連営業推進委員会のメンバーらによる研修会で、年1回のペースで開いている。今回は同委員会メンバー36人、委員会活動に関わる日本旅行社員24人が参加した。

 博覧会協会の堀尾忠史・総務局財務部資金管理課担当課長、日本旅行の岡田雅教・営業戦略本部担当部長兼万博推進室長が万博の現状と日本旅行の取り組みを解説。

 日本旅行の緒方葉子・執行役員グローバル戦略推進本部インバウンド事業推進部長が「コロナ禍以降の訪日マーケット動向」、日旅連の杉本浩章・営業推進委員会訪日需要創造委員長が「『大阪・関西万博』を活用した訪日客の地方分散の推進」をテーマにそれぞれ述べた。

 日本旅行の小谷野悦光社長は「インバウンドの地方分散を進めるためにも地方の拠点を大事にしたい。国内の地方拠点と海外のレップ機能を強化し、大阪・関西万博営業に役立てるよう具体化していく。日旅連の皆さまとともに学び、ともに地域活性化のための取り組みを進めたい」。

 日旅連営業推進委員会の小林秀顕代表委員は「次年度においても国内旅行はインバウンドが大きなターゲットになるが、営業推進委員会としても万博を活用しながら、日旅連の大きな目的である国内旅行販売、宿泊販売の拡大につながる取り組みをする。引き続きの協力をお願いしたい」と総括した。

 
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