日本旅行は2月23日、2017年度(1~12月)決算を発表した。子会社を含めた連結は、営業利益8億6200万円、経常利益17億9200万円を確保も、前年から38・1%、11・2%それぞれ減少した。法人税などを控除した後の最終利益は11億7100万円で、同2・7%増加した。
営業収益が同0・7%減の526億2600万円と、ほぼ前年並みだった。
日本旅行単体は、営業利益2億7300万円(前年比60・7%減)、経常利益6億9800万円(同38・0%減)、最終利益4億7300万円(同17・1%増)。
営業収益は449億8700万円(同1・0%減)。
単体の営業収益を部門別に見ると、国内旅行が同1・5%減の289億5100万円。海外旅行が同0・2%増の95億6900万円。国際旅行が同11・5%増の54億6400万円。附帯事業が同37・6%減の10億100万円。
国内旅行のうち、企画商品は販売高ベースで同1・9%減少。九州、北陸など重点地域へのJRセットプラン、JRデスティネーションキャンペーン商品、トワイライトエクスプレス瑞風商品ほか、ウェブ専用商品「My宿オンライン」の販売開始、JR西日本の「おとなび・ジパング倶楽部」との連携で販売強化を図ったが、前年には届かなかった。
国内団体は同1・4%増加。大都市圏や地方における「エリア戦略」に基づき新規顧客を拡大した。
JR券や航空券などの単品販売はBTMの販売増などで同1・7%増加した。
2018年度の業績予想は、連結で営業収益534億4千万円。営業利益8億5千万円、経常利益14億6千万円、最終利益9億5千万円。