日本旅館協会九州支部連合会(中原国男会長)は5月25日、福岡市のホテルセントラーゼ博多で通常総会を開き、15年度事業と決算報告、16年度事業計画、予算などを承認した。役員改選では、鶴田浩一郎氏(ホテルニューツルタ)が会長に選ばれた。
針谷了・日本旅館協会会長から「熊本地震」に掛かる義援金の贈呈も行われた。
中原会長は「熊本地震の影響で予約の取り消しが続いている状況から、元の状態に戻ってほしいと願っている。総会には熊本、大分からも参加してもらえた」と地震にふれるとともに「国観連の九州支部長から数えると約11年間会長を務めた。日本旅館協会になり、針谷会長がさまざまな改革を行っている。鶴田新会長の下、ますます発展してほしい」と述べた。
鶴田新会長は「日本旅館協会と全旅連で一緒に取り組んでいかなければならないと考えている。地方創生、民泊、そして熊本地震に頑張っていきたい。風評という言葉を使わず『支援に泊まりにきてください』と九州外で発信していきたい」とあいさつした。
退任する中原会長(右)に感謝状を渡す鶴田新会長