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渡邉会長
日本旅館協会関東支部連合会(渡邊幾雄会長、368会員)は16日、ホテルかずさや(東京都中央区)で令和6年度通常総会を開催した。活動報告や会長表彰を行ったほか、任期満了に伴う役員改選を実施し、渡邊会長を再選した。
渡邊会長(栃木県・やまの宿下藤屋)は冒頭、「インバウンドは回復傾向にあるものの、その恩恵を受けていない地域やオーバーツーリズムで悩んでいる地域など、会員の中でもばらつきがある状況。お客さまが均一に観光地に来てもらう方法を考え、本部を通して要望を国にしっかり挙げていきたい」と伝えた。
来賓あいさつした関東運輸局観光部の北田幸代次長は、今年のインバウンドの動きについて「3月の訪日外国人客数は308万1600人、1~3月の訪日外国人消費者額も1億7505億円と四半期としては過去最高額となり、回復は目覚ましい」と説明し、「一方、観光業界全体の大きな課題として『人材不足』を強く認識している。これまで以上に質を重視した観光政策を推進しているが、人手不足についても日本旅館協会と連携しながら対応していきたい」と述べた。
今年度の事業計画について、これまでコロナなどの影響により事業を縮小していたものの、今年度はさらなる活動の充実を図り、新規事業にも積極的に取り組んでいく。一番力を入れていくこととして挙げられたのは、ホームページの強化。藤井基事務局長は、「第1に会員の皆さんに向けての情報発信、第2に誘客、送客に向けたシステム構築を目指す」と伝えた。そのほか、昨年に引き続きセミナーの実施、関東運輸局との連携強化、協賛事業者の加入促進などが審議され、可決された。また藤井事務局長から、円滑な情報発信のためのメールアドレスの提供および登録、宿泊実績調査への協力も会員に呼び掛けた。
今年度の会費については、宿泊、観光業が回復傾向にあることや、今後の事業活動の実施、継続に必要な資金確保を鑑み、コロナ禍前と同様の1万7千円にすることを決定した。
次年度の総会は、5月22日にホテルかずさやで開催する。
新役員は次の通り(敬称略)。
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