日本旅館協会 外国人雇用活性化へ


佐藤副会長

会員施設と各種機関 初のマッチング会

 日本旅館協会は7月25日、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、日本ホテル協会、全日本ホテル連盟と、各団体の会員施設を対象とした外国人材の送り出し機関、登録支援機関、監理団体とのマッチング会を東京都内で開催した。宿泊施設と外国人材の就労に関わる各機関が大々的に相まみえる機会としては初の開催。当日には前者から41人(参加対象施設は180超)、後者は28社が来場し、注目を集めるインド人材を含めたアジアの外国人の雇用の活性化、雇用機会の創出、人材不足の解消を図り各者がマッチングに臨んだ。

注目集めるインド人材

 冒頭、佐藤勘三郎副会長(伝承千年の宿 佐勘<宮城県・秋保温泉>)は、「コロナ禍以降、国内の宿泊施設は大幅な人材不足が生じ、営業に支障が生じている」と説明。「当協会として、今回の事業を第1回と位置付け、今後も同様のマッチング会を開き、両者が成果を得られるようなものにしたい」と展望を述べた。

 今回の会では、受け入れ実績が豊富なアジア各国からの人材に加え、生産年齢人口(15~64歳)が現在から数十年間安定し、英語をはじめ語学にも堪能なインド人の雇用を促進するためのプログラムも用意した。駐インド日本国特命全権大使の鈴木浩氏、駐日インド共和国特命全権大使のシヴィ・ジョージ氏はビデオメッセージを、駐日インド大使館のサンジーブ・マンチャンダ一等書記官と全日本空輸(ANA)インド総代表兼デリー支店長の片桐常弥氏は登壇してメッセージを披露。日印両政府の人材活用に関する近時の取り組み、インド人材の優れている点などを参加者に伝えた。

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