![](https://i0.wp.com/www.kankokeizai.com/wp-content/uploads/432611.AFP01.jpg?resize=320%2C320&ssl=1)
堀坂社長の講演
日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連、桑島繁行会長)は5月15日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで第10回「日旅連塾」を開いた。連盟の若手経営者らで組織する営業推進委員会の委員ら約80人が参加。日本旅行の堀坂明弘社長の同社中期経営計画に関する講演を聞き、中計についての理解を深めたほか、誘客や地域活性化に関する新しいアイデアを発表した。
塾は「組織価値のさらなる向上」と「次代を担う会員の誇りと情熱の醸成」を目的に毎年開いている。今回のテーマは「VALUE UP“日旅連”近未来の宿泊客を創造する」。
堀坂社長は2017年から2020年までの中期経営計画「VALUE UP 2020」の詳細を説明。同社が中核分野と位置付けるインバウンド、教育旅行、MICE、BTM、インターネット販売について取り扱いを強化し、これらの販売額を2012年実績の倍にする目標を述べた。
またそれぞれの分野について拡大策を説明。インバウンドではこれまでの団体に加えFITの取り扱いを強化し、2020年に販売目標535億円、インバウンドのトップエージェントを目指すとした。
講演に続き、NTTデータ・オープンイノベーション事業創発室の吉田淳一氏がIT技術の進展に伴う旅行市場の変化などを解説。話をもとに誘客や地域活性化に関する新しいアイデアを参加者が八つのグループに分かれて考え、発表した。
主催者を代表して日旅連営業推進委員会成長戦略委員会の伊坂明委員長(皆生グランドホテル天水)は「多くのことを学び、これからの事業運営に役立ててもらえれば」と述べた。