日本環境協会エコマーク事務局はこのほど、旅館・ホテルのエコマーク認定基準を全面的に改訂し、3月1日付で制定した新たな基準「ホテル・旅館Version2」における、初の認定施設を発表した。認定施設は、4社、5施設。エコマーク認定の旅館・ホテルを普及し、事業者の環境配慮への取り組み拡大や、宿泊施設利用者の環境意識の向上を目指す。
ホテル・旅館Version2は、宿泊施設の環境配慮を評価する制度として作られた「ホテル・旅館Version1」認定基準を全面的に見直し制定。新たに六つの評価カテゴリー分け、SDGsなどの持続可能性の観点をより一層明確化し、省エネ、節水などの基本的な環境対策に加えて、食品ロス削減、地域や社会への貢献など多様な取り組みを評価する内容とした。
評価カテゴリーは、(1)おもてなしにおける環境配慮(2)客室備品、設備の環境配慮(3)廃棄物削減、リサイクル(4)省エネルギー(5)節水(6)施設運営における全般的な環境配慮―の六つ。
評価は、ポイント制を採用し、必須項目の全てと選択項目25ポイント以上で認定される。
ホテル・旅館Version2の認定施設は次の通り。(4月19日付)
名古屋観光ホテル(愛知県名古屋市)▽ホテルナゴヤキャッスル(同)▽キャッスルプラザ(同)▽戸田家(三重県鳥羽市)▽ホテルグランヴィア岡山(岡山県岡山市)
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