日本観光振興協会は3月27日、2014年度「日本観光ポスターコンクール」の優秀作品を決めた。国土交通大臣賞は金沢市の「金沢点描」、総務大臣賞は三重県伊勢市の「伊勢市観光ポスター」が受賞した。
第63回となる今コンクールには全国から197作品の応募があり、49作品が第1次審査を通過、このなかから専門的な見地を加えて各賞を決めた。専門審査員には作家の伊集院静氏、工業デザイナーの奥山清行氏らが名を連ねている。
金沢点描は兼六園や金沢城など観光名所をデザイン化し、旅情を誘う仕上がりとなっている。また、一般の人を対象にしたオンライン投票(1万5177人投票)では、岩手県大槌町の観光ポスターが1位に選ばれた。
受賞作品は都内をはじめ各地で展示するとともに、9月下旬に東京ビッグサイトで開催する「ツーリズムEXPOジャパン」で表彰式を行う。
国土交通大臣賞、総務大臣賞以外の主な受賞作品は次の通り。
観光庁長官賞=「レストラン旭へようこそ」(愛知県豊田市・旭観光協会)▽日観振会長賞=「RALLY NIPPON FUKUOKA—KYOTO2014」(ラリーニッポン2014実行委員会)▽審査員特別賞=「東京駅開業100周年」(JR東日本東京支社)、「わたしの山形日和。広報ポスター」(山形県)、「途切れた道が、教えてくれたこと。」(福井県若狭町・若狭三方五湖観光協会)
国土交通大臣賞 金沢点描(金沢市)