日本観光振興協会はDMO形成支援事業について、2019年度は八ヶ岳ツーリズムマネジメントなど4団体の事業を支援することを決めた。2~3月に実施した公募の結果、全国から18団体の応募があり、審査で4団体を選んだ。
事業名は、八ヶ岳ツーリズムマネジメントが「住民満足度×経済波及効果分析プロジェクト」、岐阜県観光連盟が「地域観光マーケッター導入事業」、イーストとくしま観光推進機構・徳島県観光協会が「ナイトタイムエコノミー活性化へ!徳島発魅力発信プロジェクト」、京都府北部地域連携都市圏振興社(海の京都DMO)が「海の京都 持続可能な産業文化遺産観光を創る~食と食文化から観る地域の魅力~」。
例えば、徳島県東部圏域(徳島市、鳴門市など)の現状は、近畿圏から1日100便以上の高速バスが乗り入れているが、訪日客の利用が少ない。関西国際空港からのアクセスが可能であるにも関わらず、関空からの訪日客の四国訪問率は1.1%にとどまっている。
イーストとくしま観光推進機構と県観光協会はこれらの問題を克服することが地域活性化の課題として、支援事業を受けることにした。
具体的には、(1)繁華街を中心としたエリアを外国人目線で巡るナイトウオークツアーを造成(2)徳島に住む外国人や地元事業者向けにセミナーを行い、旅行者とツアーコンテンツ、ガイドをつなぐプラットフォームを確立―などの事業を行う。