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名古屋鉄道は、国の重要伝統的建造物群保存地区であり、日本遺産にも登録されている名古屋市緑区の「有松地区」の活性化を図るため、きょう14日にまちづくり会社「有松未来創造」(通称・アリミラ)を地域事業者などと共に設立する。同地区に点在する未利用の古民家などを利活用して、宿泊を中心とした事業を創出。国内外から選ばれる観光地づくりを目指す。【記事提供:交通新聞】
有松の町並みは、緩やかに曲がった東海道の約800㍍の区間に沿って、広い間口を持つ絞商の主屋や門・塀が数多くあり、電柱・電線のない広々とした空間にゆったりとした町並みが継承されている。名鉄名古屋本線有松駅下車徒歩5分。
同社では、名古屋市が策定した「有松地区における古民家を活用したまちづくりの考え方」と連携し、まちづくり会社を新設。同地区の歴史・文化を生かしながら、古民家利活用事業を推進してさらなる魅力向上を図ることにした。
新会社は、点在する古民家や蔵を、宿泊施設やレストラン、カフェに改修。歴史ある同地区を五感で感じてもらえるような仕掛けを町全体に散りばめていく。新たな地域産業の創出、既存産業への相乗効果を促す。
【記事提供:交通新聞】