日本観光協会は11日、旅行雑誌「じゃらん」とタイアップし、3〜5月出発のツアーを商品化したと発表した。北海道帯広市や三重県尾鷲市など6地域16コースで、日観協では「消費者の視点で生み出された『旅キャン!』ブランド旅行商品」と話しており、国内旅行の活性化につなげたい意向だ。
国内観光需要キャンペーンサイト「旅キャン!」で、春旅をキーワードに各地の旬の味覚とご当地スポット情報の提供を呼びかけた。64地域から100件を超える情報が寄せられ、人気投票を行った上で「上位20地域について、じゃらんを通じて旅行会社に商品化の検討を依頼したところ、6地域が商品化された」(日観協)と言う。
商品化された地域は帯広市(主催旅行会社キースエンタープライズ)、尾鷲市(同南海国際旅行)のほか、大分県日田市(同西鉄旅行)、富山県(同阪急交通社、JTB)、島根県隠岐の島町(同JALツアーズ、JTB)、長崎県佐世保市(同阪急交通社)。
商品内容を見ると「雪の大谷・アルペンルート雲上散策」(JTB)、「半日観光タクシーでローソク島遊覧船&漁師料理」(JALツアーズ)などがある。