日本観光旅館連盟の外客受入委員会(澤功委員長)は5日、東京・平河町の全国旅館会館で、外国人旅行者に対する接遇レベル向上などを目的とした研修会を実施した。東京支部の会員ら約30人が参加、外国人講師による電話予約訓練や澤氏の講演などが行われた。
参加者たちは2人1組で外国人客との電話予約の場面を再現。外国人講師の指導のもと、適切な言い回しや確認すべきポイントを学んでいた。英語での電話応対について、講師として招かれた英会話学校の外国人講師は、「相手の話が分からないときは、はっきり『SLOELY(ゆっくり)、REPEAT(もう一度)』と伝えるべき」などと話していた。
澤氏の講演では、最近多発する、外国からの架空請求やインターネット、Eメールでのトラブル例などが紹介され、参加者は熱心に耳を傾けていた。